昨晩EIAから発表された週間石油統計(1/15時点)によると原油在庫が前週比397万9000バレル増加の4億8653万7000バレル、ガゾリン在庫が、前週比456万3000バレル増加の2億4499万7000バレルと1990年3月16日の週以来の高水準、留出油在庫が前週比102万5000バレル減少の1億6452万9000バレルとなりました。受け渡し場所のオクラホマ・クッシング原油在庫が前週比19万1000バレル増加の6419万8000バレルとなり、過去最高を4週連続で更新しました。
昨晩のWTIは、反発。売られ過ぎ感や、ECBの追加金融緩和期待で株が反発したこともあり、一時30ドルを回復しました。
ただ、じゃぶじゃぶの供給過剰を解消するには、OPEC、非OPECの協調減産が必要なことから難しいものと思われます。
サウジ、イランの対立でOPEC内もまとまりきれず、イラクも12月の産油量が413万バレルと前月から38.3万バレル/dayの大幅増加、サウジ産油量が1014万バレル/dayと前月からやや減少したものの1000万バレル台をキープ。近々イラン増産で満開蛇口がさらに1本増えるような感じで基本的には戻り売りスタンスがベターでしょうか。
米国穀物レポート
米国穀物レポート160113
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