




昨晩USDAから発表された穀物需給報告によると、2015/16年コーン生産が136億8600万Buと、前月から1億5600万Buの引き上げとなりました。3億Bu程度の下方修正が予想されていましたが、真逆の結果となりました。イールド見通しが、1エーカー168.8Buと2.0Buの引き上げとなったのが背景にあり、引き下げとしていた市場予想164.5Buも大きく上回りました。
需要は飼料その他が+2500万Bu、エタノール需要が+2500万Buそれぞれ引き上げとし、輸出は-2500万Buの下方修正となりました。2015/16年期末在庫は17億1300万Buと1億1400万Buの上方修正、市場予想14.24億を大幅に上回り、シカゴは、投げ殺到で急落症状となりました。旧穀の2014/15年期末在庫は国内消費が900万Buの引き上げ、17億7200万Buと700万Buの下方修正となりました。
世界需給ではブラジル生産高が200万トン上方修正される一方中国生産高は、400万トン下方修正され、2015/16年世界コーン生産高は、9億8560万トンと前月から150万トンの下方修正となりました。世界期末在庫は、1億9508万トンと513万トンの上方修正となりました。
結果的に洪水の作柄悪化をはやして買った筋がババ引く結果となりました。
東京コーンも半値戻しがいい売り場でしたかね。
主要州イールド()内前年
アイオワ183Bu(前年178Bu)
イリノイ172Bu(200Bu)
インディアナ158Bu(188Bu)
ミネソタ184Bu(156Bu)
ネブラスカ187Bu(179Bu)
一方2015/16年大豆需給は、生産が39億1600万Buと前月から+3100万の上方修正、イールド見通しが1エーカー46.9Buと、+0.9Bu上方修正となりで、市場予想44.7Buも上回りました。2015/16年期末在庫は4億7000万Buと+4500万Buの上方修正、市場予想も大きく上回りました。2014/15年度期末在庫は2億4000万Buと-1500万Buの下方修正となりました
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岡安商品カレンダー201508
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