米雇用NFP2.2万人増予想を大きく下回る。 2025年9月8日 piterfunden 先週末米労働省から発表された8月の米雇用統計は、NFPが2.2万人増と低調な数字になった、前々月分も-1.3万に下方修正された。失業率は4.3%に上昇。これを受けてさらに米利下げ観測が高まった、0.5%利下げの線も一部浮上している。ドルは売られ、金は買われる展開となった。内外とも最高値更新の金の騰勢は続きそうだ。ゴールドマンサックスはリポートで5000ドル可能性も示唆した。週明けの為替は石破辞任報道を受けて148円を回復、米雇用で円高となった分帳消し、行ってこいの円安の動きである。
新興国のデフォルト確率が改善。 2025年8月20日 piterfunden Date:ロイター、2025.8.19現在 長期国債格付け一覧 新興国のデフォルト確率が数か月前より改善、メキシコ8.193→6.367、トルコ18.872→16.426、南ア13.807→11.021。トルコは7/25にムーディーズがB1→Ba3に格上げ。新興国は高金利通貨ではあるもののリスクが高いイメージではあるが、少しリスクが薄まってきているのか。
メキシコ政策金利は予想通り0.25%下げ 2025年8月8日 piterfunden 今朝4:00にメキシコ中央銀行は政策金利を予想通り0.25%引き下げ、7.75%ととしました。引き下げ幅を前回の0.5%から0.25%に縮小。ヒース副総裁は据え置きを支持した。昨晩21:00発表のメキシコCPIは前年比3.51%と鈍化したが、コアCPIは4.23%とほぼ横バイでた。同中銀は物価上昇率が7-9月期には目標の3%に下がると予想している。利下げ幅の縮小、GDPの回復、米国との関税貿易問題の進展期待などで利下げはあっても下値は浅いか。
主要中銀の金購入意欲は旺盛 2025年7月8日 piterfunden 出所:WGC 主要国中央銀行の5月の金保有増減 単位:トン カザフスタン +7 2025年 +15 トルコ +6 2025年 +15 ポーランド +6 2025年 +67 中国 +2 チェコ +2 シンガポール通貨庁 -5 2025年 -10 ウズベキスタン -1 2025年 -27 ドイツ -1 ウクライナの隣国であるポーランドは通年で67トン金を購入している。トルコ、カザフスタン、ポーランドなどは地政学リスクの高い地域であり、金の買い入れを進めている。
金から、白金へ代替え買い 2025年6月25日 piterfunden プラチナの投資需要が価格上昇を支えてまする。金価格が1オンス3,450ドルを下回る抵抗線付近で停滞する中、投機家や投資家は代替資産としてプラチナに目を向けています。特に、プラチナと金の比率が金の割高感が際立っており、同じ価格でプラチナを金の約3倍の量を購入できるからだ。先物市場では、5月初旬以降、プラチナ先物の建玉は金の2%に対して34%増加している。同様に、プラチナETFの保有量は1.17%増加し、322万オンスとなった。一方、世界の金ETFの保有量は同時期にわずか0.5%未満の増加にとどまっている。これは、プラチナが相対的に注目を集めていることを示唆しており、主に価格変動によるものですが、代替え取引が活発化している可能性があります。6月に入ってからプラチナ価格は20%以上上昇し、先週は2021年の高値である1オンスあたり1,339.70ドルを上回り、10年以上ぶりの高値を記録し、18年ぶりの大相場となりそうです。
トルコCPIは鈍化 2025年6月5日 piterfunden トルコ統計局が今週発表した5月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比35.4%の上昇となり、前月の37.9%上昇から鈍化した。トルコ中央銀行は4/17に政策金利を3.5%引き上げ、46.0%としました。3月の政治リスクの高まりで金融市場安定化を目指しました。今月の中銀の政策金利発表は、CPIが落ち着いてることから、利下げ再開に転じる可能性もありそうです。 対ドル、対円でのリラ相場の反転上昇には時間がかかりそうです。介入資金である外貨準備が大幅に減少していることや、規模が小さいことから介入には限界がありそうです。
新興国通貨 2025年5月21日 piterfunden トルコ中銀の外貨準備は4月25日時点515.8億ドルで急落前(3月14日970億ドル)から46.9%も大幅減少。為替介入の原資となる外貨準備の急減は先行きのトルコリラの不安材料となりそうです。トルコ国債のディフォルト確率は18.72%となっています。トルコ円は15年前30円台、コロナ時代に10円割れて2年前に5円割れとなりました、足元3.70円前後で半値八掛け2割引き以下ですが、なかなか底が見えないようです。
金は、安全資産として旺盛な買いが続く 2025年4月15日 piterfunden 世界金ETF需要は、3年連続マイナスが続いたが、昨年後半から回復してきた。2025年第1四半期は、推計で226トン(1月34トン、2月100トン、3月92トン)の資金流入があった。中央銀行の金購入は3年連続で1000トンを超えているが、今年度も1000トン規模になるのではないか。米中関税摩擦から、憶測ではあるが中国中央銀行が米国債を売って、金へのシフトを進めている。世界的な株安や米国景気減速懸念など不透明感を受けてETF需要も好調だ。週明けGSやUBSなど投資銀行も金の価格見通しを相次いで上方修正。GSは、年末NY金価格を3300から3700ドルと上方修正している。
米雇用統計は予想を下回る結果、ドル安に 2024年5月4日 piterfunden 昨晩21:30の米雇用統計では、NFPが17.5万人増と予想24万人増を下回り、平均時給も34.75ドルと伸びが鈍化した。これを受けて9月の米利下げ期待が急上昇、ドル安円高の動きとなり、一時151円台まで値を沈めた。年内の利下げ回数も9月と12月の2回に高まった。日銀の介入で相場が崩れたところに追い打ちとなり、目先ドル円も軟調な展開が予想される。