WGC金4半期需給報告


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先週発表された金の4半期需給報告によると中央銀行の通年での金の購入が初めて500トンを超えました。2012年第4四半期は145トン購入と前年同期比+29%と金の下支えとなっています。注目の各国中央銀行の保有は、中国が1054.1トン、ロシアが957.8トン保有しているのに対して日本は765.2トンとなっています。もっと買わないとあかん。
ちなみに米国は8133.5トン保有しています。

EIA月次報告


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EIAは、世界石油需要見通しを2013年は9021万brrl/day、2014年は9162万brrl/dayと+10万brrl、+16万brrlそれぞれ前月報告から上方修正しました。OPECも2013年の世界石油需要見通しを8968万brrl/dayと+13万brrl前月から引き上げました。EIAによると中国の石油需要見通しは、2013年1068万brrl/day(前年比+45万)、2014年が1115万brrl/day(前年比+47万)となっています。OECD先進諸国の需要が伸び悩むのに対して、非OECD諸国の需要が中国を筆頭として力強く伸びて原油価格を押し上げそうです。ブレンド原油とWTIの逆ザヤ幅は昨年平均で18ドル程度ありましたが、EIA見通しでは今年平均で9ドル前後まで縮小するようです。また地政学リスクが簡単には払拭されず、100ドル超えても高値追いが続くものと思われます。供給サイドは年々増えていく需要に対して、米国のシェールオイルによる増産が見込め、北海油田の枯渇していく量は十分まかないきれそうです。モンタナ、ノースダコタ、カリフォルニア、テキサス中心に相当量、高品質のシェールオイルが埋蔵されているようです。一説には100年分とも言われています。10年20年先は、米国のシェールオイルの大増産が押し下げ要因となるかもしれません。が、しかし今年は世界経済回復期待で買われる株価を後追いしそうで、目先は押目買い方針でいくのがベターか。

USDA需給報告


Kon
Konyusyutu
週末USDAから発表された穀物需給報告では、2012/13年米国コーン期末在庫は、6億3200万Buと、前月から3000万Bu上方修正されました。輸出が9億Buと5000万Bu引き下げられました。世界需給ではブラジル生産高が前月に続いて引き上げられ+150万トンの7250万トンの見通しです。一方アルゼンチン生産高は2700万トンと100万トンの下方修正となりました。