NY証券の金ETFに投資需要が戻る


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昨晩26日のニューヨークの金先物相場は、ゼロ金利政策の延長とオプション絡みの買いで大幅続伸。
中心限月の2月物は、前日比+26.60ドル高の1726.70ドルと12月7日以来の高値で取引を終了しました。
FRBが前日に決めた、ゼロ金利政策を2014年終盤まで継続する方針を好感し、買いが先行。米金利が長期にわたり超低水準で推移するとの見通しから、金の相対的な価値が高まりました。
さらに本日の2月限オプション納会で、コールの売り方が先物市場で買い玉の手当てに迫られたことも相場を下支えし、電子取引では一時、1731.50ドルまで値を飛ばしました。
そして、NY証券上場のSPDR金ETFが、1261.112トンと、2日間でなんと約10.6トン増加し、投資需要も戻りつつあります。   Tocom夜間セッション高値はまたまた高値更新4321円でした。4300円の台乗せとなりました。直近安値から500円戻しました。よかったですね。一目均衡も雲の晴れ間に。

イラン原油禁輸決定


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週明け23日のニューヨークの原油先物相場は、欧州連合が7/1からイラン産原油の全面禁輸措置を決定したことを受けて、4営業日ぶりに反発。WTIの中心限月3月物は、前週末終値比+1.25ドル高の1バレル=99.58ドルで取引を終了しました。
欧州連合は、核開発計画を続けるイランへの圧力をかけるため同国産原油と石油製品の輸入を全面禁止することを正式に決めました。
EUによるイラン原油禁輸措置を受け、サウジアラビアやクウェートなど、一部湾岸産油国は、増産に踏み切るとみられ、 欧州債務危機の渦中にあるギリシャは、イラン産原油に大きく依存していることから、イランに代わる原油調達先を模索する必要がありそうです。 イランはこの圧力に対し、ホルムズ海峡の封鎖を言明し、買い先行となりました。
 イランの安全保障委員会のコサリ副委員長は、「原油取引に関して何らかの支障が生じた場合、ホルムズ海峡を必ず封鎖する」と言明しました。 ただサウジ、クエートなどの増産や禁輸でも中国に回るだけで、Eu禁輸によっての需給には影響はなさそうですが、イランが本当にホルムズ封鎖に踏み切った場合は想定外の値段がつくこともありそうです。
その後イラン海軍が米英イスラエル軍に駆逐された場合は、一転急反落となる?

USDA需給報告・コーン


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昨晩のシカゴコーン相場は、生産高が前月比+4800万Buの123億5800万Bu、四半期在庫96億4200万Bu、期末在庫-200万Buの8億4600万Buと、すべてが予想平均を上回り、ネガティブサプライズのトリプルショックを受け、売りが殺到、ストップ安に張り付きました。
また世界需給も期待ハズレで、乾燥懸念の南米生産高の下方修正期待が高まっていましたが、500万程度の引き下げが期待されいたアルゼンチン生産高が、300万トンの下方修正にとどまり、ブラジル生産高は据え置きとなり、、世界期末在庫は1億2814万トンと、95万トン上方修正となりました。米国、世界とも期待を裏切り、弱気数字だらけとなりました。
シカゴ大豆が安値から切り返したのに対し、コーンがストップ安に張り付いたまま終わったのは、世界需給の弱さが、一因となったように思われます。目先数日は南米天候懸念での上げを帳消しにし、再度600セント割れを試し、下値を洗いに行く展開となりそうです。
しかし、輸出需要が5000万Bu引き上げられ16億5000万Buとなったことや、米国の作付けがあと2ヶ月で始まり、天候相場入りも近いことを考えれば、売りを考えるより、天候相場入り前の買い場探しでここ1ヶ月の安値は買いたいところでしょうか。

世界生産高

アルゼンチン 2900万→2600万トン 

ウクライナ 2100万→2250万トン 

ブラジル  6100万→6100万トン

ロシア   630万→668万トン

アルゼンチン輸出高 1850万→1750万トン

NY金市況、金ETF

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昨晩のニューヨークの金先物相場は、3営業日続伸。中心限月2月ものは、前日比+12.2ドル高の1612.7ドルで終了しました。
スペイン政府が銀行再編のためEUとIMFに融資を支援することを検討しているとの報や、イタリアの銀行ウニクレディトによる株主割当増資計画など依然として欧州債務危機の拡大懸念を背景とした換金売りや連日の高騰を受けた利益確定売りが先行するものの、1600ドルを維持し、EUがイラン原油禁輸で原則合意し、30日のEu外相理事会で正式決定される見込みとなり、この報道を受け、地政学リスクの高まりから安全への逃避買いが入りました。
またシティグループは金相場は底を打ったとの見解を示しました。ただNY証券の金ETFは伸び悩んでいます。

大発会

朝6時すぎに会社に来ましたが、辰年の夜明けは、全面高の入電ですね。やはり相場がたつ。
年末年始のニューヨークの金先物相場はドル安とイランをめぐる地政学的リスクの高まりから大幅続伸。中心限月2月物は年末30日年始3日の2日間でなんと+59.6ドル高の1オンス=1600.50ドルと1週間半ぶりの1600ドル台を回復して取引を終了しました。
 中国の製造業PMIが前月比+1.3の50.3ポイントと市場予想を上回ったことから市場のリスク回避が後退し、ユーロ高・ドル安が進行し、ドル建てで取引される金相場に割安感が生じたことで買い先行となりました。
また、株式や、原油をはじめ商品全面高でリスク志向が戻りました。
またイランの核開発をめぐり欧米諸国からの制裁圧力が高まり、イランが反発を強めていることから、国際緊張の高まりから金が買われ、1600ドル台を回復しました。
 年末の引け後にCFTCが発表した12月27日現在の建玉明細によると、大口投機家の金の先物建玉は13万0788枚の買い越しで、前週の13万3936枚の買い越しから縮小しました。今日の国内金も楽しみですね。
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